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2025.09.04住宅の耐震等級とは?地震保険への影響と性能向上策について解説
家を建てることは、人生における大きな決断です。
安全で安心な住まいを実現するためには、何を基準に選べば良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。
特に、地震大国である日本で暮らす私たちにとって、住宅の耐震性は最も重要な要素の一つと言えるでしょう。
今回は、住宅の耐震等級に関する基礎知識を分かりやすく解説し、安全で安心な家選びの助けとなる情報を提供します。
これから家づくりを検討されている方が、納得のいく選択ができるよう、耐震等級の選び方についてご紹介します。
住宅の耐震等級とは何か
耐震等級の3段階の違い
耐震等級は、住宅の地震に対する強さを表す指標で、1から3までの3段階で評価されます。
等級1は建築基準法で定められた最低限の耐震性能を満たす水準です。
等級2は等級1の1.25倍、等級3は等級1の1.5倍の地震力に耐えられる性能を有しています。
等級が上がるほど、地震による倒壊や損傷のリスクが低くなります。
具体的には、等級1は数百年に一度程度の地震に対して倒壊・崩壊しないレベル、等級2は等級1の1.25倍の地震力に耐え、等級3は1.5倍の地震力に耐える性能を有します。
等級1でも倒壊はしないものの、損傷を受ける可能性があることを理解しておく必要があります。
熊本地震では、耐震等級3の木造住宅の倒壊はゼロだったというデータもあります。
建築基準法との関係
耐震等級は、2000年に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づいて設定されています。
等級1は建築基準法で定められた最低限の耐震性能を満たしており、等級2、3はそれを上回る性能です。
建築基準法は最低限の安全性を確保するための基準であり、それ以上の安全性を求める場合は、耐震等級2や3を選択する必要があります。
2025年4月からは4号特例の縮小や省エネ基準適合義務化により、高耐震化の重要性が増しています。
耐震等級と住宅性能表示制度
耐震等級は、住宅性能表示制度において重要な項目の一つです。
住宅性能表示制度は、住宅の性能を分かりやすく表示することで、消費者の住宅選びを支援する制度です。
耐震性能以外にも、断熱性、気密性、劣化対策など様々な項目が表示されますが、耐震等級は特に重要な要素の一つであり、住宅の安全性に関する重要な情報となります。

耐震等級と地震保険
地震保険の割引制度
地震保険では、耐震等級に応じて保険料が割引されます。
耐震等級1で10%、等級2で30%、等級3で50%の割引が適用されます。
これは、耐震等級が高いほど地震による被害が少ないと判断されるためです。
この割引は、地震保険への加入を検討する際に大きなメリットとなります。
免震建築物割引、耐震診断割引、建築年割引といった他の割引制度もありますが、耐震等級割引と併用することはできません。
保険料の軽減効果
地震保険の割引率は、耐震等級によって大きく異なります。
等級3の場合、等級1に比べて保険料を大幅に軽減できます。
これは、経済的な負担を軽減する大きなメリットと言えるでしょう。
しかし、地震保険はあくまで保険であり、全ての被害をカバーするわけではありません。
地震による被害を最小限に抑えるためには、耐震等級を高めることが重要です。
住宅の耐震性を高める方法
耐震等級向上のための対策
耐震等級を向上させるためには、建物の構造を強化する必要があります。
具体的には、壁を強化する(筋交いを入れる、構造用合板や耐力面材を使用する)、床と屋根を強化する(床に構造用合板を張る、軽い屋根材を使う)、柱と梁の接合部を強化する(接合金物を取り付ける)、基礎を強化する(ベタ基礎で、コンクリートを厚くする)、梁を強化する(集成材など強度の高い材を使う、金物工法によって木材の加工を減らす)などの対策が挙げられます。
耐震等級2、3の住宅を建てるには、性能表示計算や許容応力度計算が必要となります。
不同沈下対策の重要性
不同沈下とは、地盤の沈下によって建物に傾きやひび割れが生じる現象です。
不同沈下は、建物の構造に大きな影響を与え、耐震性を低下させる可能性があります。
そのため、不同沈下対策は、耐震性を高める上で非常に重要です。
地盤調査を行い、適切な地盤改良を行うことで、不同沈下リスクを軽減することができます。
まとめ
今回は、住宅の耐震等級について、その定義、等級ごとの違い、地震保険への影響、耐震性を高めるための具体的な対策などを解説しました。
耐震等級は、住宅の安全性と安心感を大きく左右する重要な要素です。
家づくりを検討する際には、耐震等級について十分に理解し、ご自身の予算やライフスタイルに合わせて最適な等級を選択することが大切です。
特に、地震リスクの高い地域では、より高い耐震等級を選択することが推奨されます。
地震保険の割引制度も考慮に入れながら、安全で安心な住まいを実現してください。
家族の安全と将来の生活を守るためにも、耐震等級に関する知識を深め、賢い家選びをしてください。
将来起こりうる地震への備えとして、耐震等級は重要な判断材料となることを、改めて認識いただければ幸いです。
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