家庭でできる花粉対策とは?これから家を建てるときのポイントも解説

2023/04/13 ブログ
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環境省が2022年3月に公表した「花粉症環境保健マニュアル2022」では、花粉症に悩む日本人は年々増加傾向にあり、2019年には3人に1人がスギ花粉症ということがわかっているそうです。

 

日本では戦後にスギの木が多く植樹されたという時代背景があるので、特に2月中旬から春にかけてのスギ花粉症に悩む方が多いです。

 

「そろそろ花粉が飛んできたかな」と感じたら、まずはご家庭でできる花粉対策を試してみてください。

 

今回は家庭でできる花粉対策と、これから家を建てる方におすすめの花粉対策ができる設備をご紹介いたします。

 

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家でできる花粉対策

 

外だけではなく家のなかでも花粉症の症状が出てしまうという方が多いのではないでしょうか。

 

それは家のなかに花粉が侵入することで引き起こされている可能性があります。

 

ここからは、家でできる花粉症対策を3つご紹介いたします。

 

 

1.早朝や深夜に換気をする

花粉が最も飛散するのは、13〜15時と考えられています。

 

そのため換気をする際は、早朝や深夜に行うようにしましょう。

 

また換気は窓だけではなく、換気扇でも行います。

 

換気扇のフィルターにも花粉が付着している可能性があるので、2か月に1回はほこりを掃除機で吸い取り、汚れている部分はぬるま湯で拭くようにしましょう。

 

 

2.フィルター性能が高い加湿空気清浄機を設置する

国内メーカーを中心に、近年では花粉対策ができる加湿空気清浄機が販売されています。

 

空気清浄機のフィルターが花粉を吸着してくれるので、換気扇同様にこまめにフィルター掃除を行うようにしましょう。

 

また湿度が少しずつ高くなってくる春にも加湿することで、花粉を床に落とすことができます。

 

床に花粉を落とすことができれば、掃除機で吸い込むだけで花粉を取り除くことができるのでおすすめです。

 

 

3.部屋干しをする

花粉は洗濯物にも付着するので、できるだけ室内干しをするようにしましょう。

 

また布団を干すときは、花粉が布団に付着するのを防いでくれるシートが販売されているので活用するか、布団乾燥機で室内で布団を乾燥させるようにしましょう。

 

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これから家を建てる方は花粉対策も忘れずに

 

重い花粉症に悩まされている方がこれから家を建てる場合は、あらかじめ花粉を持ち込みにくい家を建てるようすることをおすすめします。

 

ここからはこれから家を建てる方におすすめの花粉症対策ができる家づくりについて、3つのポイントをご紹介いたします。

 

 

シューズクロークを設計する

シューズクロークとは、玄関横に靴やコートなどを収納できる場所のことです。

 

玄関で上着や帽子を脱いで保管することで、リビングや居室に花粉を持ち込むのを防ぐことができます。

 

シューズクロークに加湿空気清浄機を置いておくことで、シューズクローク内の花粉対策もできるのでおすすめです。

 

 

花粉の侵入を防ぐ網戸にする

通常の網戸ではなく、編み目が細かいメッシュ状の網戸は、花粉だけではなく小さな虫の侵入も防いでくれます。

 

家を建てる時に断熱窓を選ぶ方が多いですが、ぜひ網戸にもこだわってみましょう。

 

 

花粉を取り込みにくい換気システムを選ぶ

さまざまな換気システムがありますが、換気システムのなかには花粉の侵入を98%カットしてくれるものもあります。

 

第一種換気装置なら、排気・給気共に機械で強制的に行うので、24時間清潔な空気を保つことができます。

 

 

まとめ

花粉症対策として家で手軽にできる方法から、これから家を建てる方に向けておすすめの設備をご紹介いたしました。

 

3人に1人はスギ花粉の花粉症と言われている日本では、花粉に悩む方が非常に多いです。

 

花粉症に悩んだら、ぜひ今回ご紹介した花粉対策をご家庭で試してみてくださいね。