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2022.07.30シックハウス症候群とアトピー性皮膚炎
シックハウス症候群とアトピー性皮膚炎
今から50年ほど前に確認された「シックハウス症候群」は、オイルショックを受けて、欧米で換気量を落とした省エネビルが建てられたことで、さまざまな体調不良を起こす人が続出したことで付けられた和製英語です。
日本では1990年代頃から一般住宅で問題となったシックハウス症候群は、アトピー性皮膚炎と深い関係があると言われていますが、なぜなのでしょうか?
今回は、シックハウス症候群とアトピーの関係について解説していきます。

シックハウス症候群とアトピー性皮膚炎

シックハウス症候群は、現代でも“なまけ病”と言われることがありますが、1980年代半ばに、アメリカの医師と北里研究所病院の石川博士が共同研究を実施したことで、日本でも医学的知見によるシックハウス症候群が広く知られるようになりました。
ここからは、シックハウス症候群の症状とアトピー、原因物質について解説していきます。
シックハウス症候群の症状とアトピー
- 全身の倦怠感
- 食思不振
- 頭痛
- 眠気
- 吐き気
- 下痢
- 腹痛
- 眼がちかちかする
- うつ状態
- 生理不順 など
シックハウス症候群は、体調が悪くて病院で精密検査をしても健康な人と変わらないことも多く、不定愁訴と呼ばれるものに相当します。
家を離れると症状が改善することが多く、家に居ると症状が重くなることから、住宅による化学物質が原因で、さまざまな神経に対する免疫反応なのではないかと考えられています。
シックハウス症候群によるアトピーなどの皮膚症状は、成人型のアトピー性皮膚炎と全く区別がつきません。
顔を含めて、全身の落屑を伴った紅斑、貨幣状型、痒疹型などの特殊な発疹も確認されています。
シックハウス症候群の原因物質
- 床材・ワックス…トリメチルベンゼン・嚥下メチレン、デカン、キシレン
- 畳…フェニトロチオン、粒状ナフタリン
- 断熱材…フロン、ジクロロメタン
- 接着剤…ホルムアルデヒド など
上記は住関係の一部ですが、アトピーを発症させる原因物質は、化学物質だけで衣類やカーテン、エアコン、暖房器具などさまざまなものに潜んでいます。
2003年7月1日から、建築基準法改正によってシックハウス症候群対策が義務づけられたことによって、シックハウス症候群の相談件数は減少しています。
しかしゼロになったわけではないので、家づくりの際は化学物質の使用にも注目しながら進めていくようにしましょう。
【参照】国土交通省
まとめ
シックハウス症候群は、住宅建築の際に使用される化学物質によって引き起こされる、さまざまな体調不良のことを指します。
そのなかでもアトピーの原因にもなっており、家づくりでは化学物質をどれだけ減らすことができるかが、安心して暮らせる住まいの焦点と言っても過言ではありません。
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