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2021.04.03年収400万円注文住宅
年収400万円で注文住宅を建てる。3つのポイントと資金計画の重要性とは
国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査」によると、全国平均で注文住宅を建てた家庭の世帯年収は744万円。
首都圏、中京圏、近畿圏の三大都市では781万円と、かなりの世帯年収が必要という調査結果が発表されています。
このことから「年収400万円で注文住宅を建てるのは無理」と諦めてしまう方も居るのですが、結論をいうと年収400万円の方が注文住宅を建てることはできます。
今回は、年収400万円で注文住宅を建てる方法をご紹介いたします。
年収400万円で注文住宅の戸建てを建てる方法
注文住宅を建てたいエリアや、家の間取りなどの条件にもよりますが、年収400万円の方が注文住宅を建てられない理由はなく、不可能ではありません。
年収400万円の方が注文住宅の購入を検討しているときに、一番不安に感じるのが「いくら借り入れることができるのか」でしょう。
年収400万円の方の場合、住宅ローンで借り入れることができる融資額は2,200〜3,000万円が目安になります。
土地を譲り受けた、あるいは事前に購入してある場合は、この2,200〜3,000万円全てを注文住宅の費用に充てることができます。
そうでない場合は、土地と家のバランスを考え、融資額の半分は注文住宅を建てる費用にかけられるようにしましょう。
年収400万円で注文住宅を建てるならエリアの選び方が重要
注文住宅を建てるエリアによって、土地の値段が異なります。
例えば駅が近い、大型ショッピングモールがあるなど利便性の高いエリアは比較的土地が高い傾向があるので、土地代だけでかなりの費用がかかります。
さいたま市を例にお話しすると、大宮区や浦和区は「住みやすい街」として人気ですが、1坪あたり大宮区では202万4,483円、浦和区では141万7,480円と土地が高いことで有名です。
一方で、駅や商業施設から少し離れるだけで土地の値段を抑えることができます。
年収400万円で注文住宅を建てる場合は、借り入れ額の半分を土地代にかけることを考えて、土地が安いエリアを選ぶといいでしょう。
注文住宅の構造や施工方法を見直すことで予算内で家を建てられる
一言に注文住宅といっても、建てる家ごとに構造や工法が異なります。
もし土地の安いエリアを選んでも予算に合わない場合は、注文住宅の構造や工法を見直すようにしましょう。
例えば一般的な注文住宅で使用される化学物質を含む建材ではなく、化学物質を含まない自然素材の家は、一つずつ建材を調達して加工を行うので費用がかかります。
しかし「自然素材を使った注文住宅は譲れない」というこだわりがあるなら、設備やオプションを見直すことで費用を抑えることができます。
このように、家族で譲れるところ、そうでないところを見極めて、予算と注文住宅の構造や工法などを調整するようにしましょう。
地域密着型の工務店を選ぶ
注文住宅は多くの工務店などで取り扱っていますが、安く良い注文住宅を建てることができる工務店には特徴があります。
① テレビCMなどに広告費をかけていない
② 地域密着型の工務店
③ 親身になって話を聞いてくれる
④「家づくり相談会」などのイベントを開催している
大々的に広告を行なっていないということは、広告宣伝費をかけていない分、良い建材を安く提供してくれます。
また、注文住宅は工務店と何度も相談を繰り返して、ようやく完成します。
そのため工務店や担当者との相性が重要になってくるので、親身になって話を聞いてくれることや、注文住宅を建てる前にイベントを通じて相談できる環境かどうかもチェックしておくようにしましょう。
資金計画をしっかり立てて無理のない注文住宅を建てることが重要
ここまでお話ししてきたように、ポイントを抑えれば年収400万円の方が注文住宅を建てることが可能です。
住宅ローンを借り入れることができる目安は、年収400万円であれば2,200〜3,000万円ですが、この住宅ローンは長い期間に渡って返済していく必要があります。
住宅ローンの返済にかける期間は、国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査」によると、30年を超えるのが一般的で、最長で35年間となります。
月々の支払額が生活を圧迫しない程度の額であることも重要ですが、定年退職までに住宅ローンを完済しておくことが大切です。
一般的に定年退職を迎えると大きく収入が減ってしまうので、定年退職後に住宅ローンの支払いがあると生活を圧迫してしまいます。
そのため、住宅ローンの支払いを完済したい時期から逆算して、月々の返済額の計画を立てるようにしましょう。
まとめ
年収400万円の方が注文住宅を建てる場合は、以下の3つのポイントを押さえておくことで、予算内で注文住宅を建てることができます。
① 土地が安いエリアを選ぶ
② 予算が合わない場合は、構造や工法、設備、オプションを見直す
③ 地域密着型の工務店を選ぶ
年収400万円の場合、住宅ローンで借り入れることができる融資額は2,200〜3,000万円ですが、融資を受けた金額を返済することも考える必要があります。
借入額から住宅ローンの完済時期を逆算して、月々の返済額の計画を立てるようにしましょう。
弊社ホームヒカリノアトリエでは、ご家族様の収支をお聞きして、最適な資金計画をご提案させていただいております。
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