家をつくるタイミング30代前半がいい理由

2021/02/06 ブログ
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家をつくるタイミングは結婚をしたら、子供が産まれたら、子供が小学校に上がる前など様々ですが、理想は30代後半までに住宅ローンを組むことです。

 

30代になると、家をつくるのに最適な条件を満たすことができるので、住宅ローンを長期間支払っていくのに負担が少ない時期とも言えます。

 

そこで今回は、家をつくるタイミングとして30代がいい理由と、いくら頭金が必要なのかについてご紹介いたします。

 

 

家をつくるタイミングはいつがいい?30代が最適な理由

 

家をつくるタイミングに最適と言われている時期は、30代とよく言われます。

 

この30代と言われる理由は、大学卒業後に就職をして30歳を迎えたと仮定すると、多くの人が安定した職と収入を確保できている時期だからというのが理由になります。

 

30代というと、結婚や妊娠・出産という人生の大きな節目を迎える時期でもあるので、この時期に家をつくることを考え始める方が多いようです。

 

また、30代後半になると住宅ローンを定年退職までに完済することができる最後のチャンスとも言えます。

 

現在では65歳が定年退職を迎える年齢で、定年退職をすると一般的には大幅に年収が下がります。

 

そのためローンの支払いで家計を圧迫しないためにも、定年退職を迎えるまでにローンを完済しておくことが理想です。

 

 

家をつくるタイミングは頭金が貯まった頃がベスト!いくら必要?

 

住宅ローンを組む時は、ローン完済時期から逆算して月々の支払額やボーナス払いの有無、頭金の金額設定を行います。

 

月々の返済額を減らすために、頭金を貯めることも必要になります。

 

結婚当初から堅実に頭金を貯めてきた夫婦であれば、まとまった金額の頭金を用意することが可能です。

 

家をつくるタイミングの一つに、住宅購入額の2割の頭金が用意できたタイミングとも言われることがあり、この2割とは例えば3,500万円の住宅を購入した場合700万円ということになります。

頭金貯める方法

※定期預金などでコツコツ貯金

※株や外資への投資

※副業

※親からの援助

 

頭金を貯める方法は様々ですが、定期預金などを利用してコツコツ貯めたという方や、ご両親や祖父母から援助してもらったという方が多い傾向にあります。

 

夫婦ともに若く、家づくりを始めるまでに期間がある場合は、コツコツ貯金をして頭金を貯めることができます。

 

また、親から援助を受ける場合は「相続時清算課税制度」を利用することができます。

 

相続時清算課税制度とは、60歳以上の親や祖父母から20歳以上の子や孫に対して2,500万円までの財産を贈与する際、贈与税が非課税になる制度のことです。

 

相続時清算課税制度以外では、「住宅取得等資金贈与の非課税」という制度があります。

 

この制度も贈与税が非課税になるものですが、「贈与の翌年3月15日までに住宅の引き渡しを受け、遅滞なく居住すること」などの条件があります。

【参考】国税庁

 

 

頭金ゼロでも住宅ローンを利用することができる

 

リスクはありますが、頭金なしでフルローンを組むことができるので、頭金がなくても住宅を購入することができます。

 

しかし以下のようなデメリットがあります。

 

       ・ 住宅ローンが通りにくくなる

       ・ 利息負担が増えるので総返済額が大きくなる

     ・ 住宅購入後の諸経費が払えない場合がある

 

これらのデメリットの中でも大きなデメリットは、借入額が大きくなることです。

 

借入額が大きくなるということは支払う利息も増えるということになるので、例えばフラット35では融資率によって金利が変動します。

 

融資率とは建設費や購入価格に対して借入金の占める割合を示す指数で、この融資率が9割以下と9割以上で金利が異なります。

 

9割以下の場合は年1.270%の金利が、9割以上だと1.710%になってしまいます。

 

わずかな差に見えますが、長期間返済することになる住宅ローンでは見逃せない差になるので、頭金はあったほうがいいと言えるでしょう。

 

 

まとめ

 

家をつくるタイミングは30代後半までが理想的です。

 

30代になると結婚や妊娠・出産など人生の節目となる大きなイベントが多く、安定した職や収入を得ていることが多いので、家をつくるのに最適なタイミングと言えます。

 

遅くとも30代後半までに住宅ローンを組むことで、定年退職までに住宅ローンを完済することができるので、年金暮らしになっても家計を圧迫することを避けることができます。