住宅ローンの種類は?

2020/12/20 ブログ
新築・注文住宅

住宅ローンの種類は?

フラット35を簡単に解説!

住宅ローンを利用する前に、住宅ローンにはどんな種類があるのか知っておく必要があります。

 

自分に合った住宅ローンを選ぶことで、無理なく返済することができるので、資金計画が立てやすくなるからです。

 

そこで今回は、住宅ローンの種類と、人気のフラット35をご紹介いたします。

 

 

住宅ローンは「公的」「民間」の2種類ある

住宅ローンを利用して家づくりを始めるのが一般的ですが、住宅ローンには「公的」と「民間」の2種類あります。

 

ここからは、公的融資と民間融資の2種類の住宅ローンの特徴や条件をご紹介いたします。

 

 

公的融資

 ・独立行政法人勤労者退職金共催機構の「財形持家転貸融資」や

・独立行政法人住宅金融支援機構の「財形住宅融資」

・各自治体が実施している融資

 

これら3つの代表的な公的融資は条件が設けられていますが、条件を満たすことで融資を受けることができます。

 

例えばサラリーマンが利用できる「財形持家転貸融資」や、「財形住宅融資」は、企業の福利厚生の一種「財形貯蓄」を1年以上続けて残高が50万円以上あるなどの条件があります。

 

自治体が実施している公的融資では、例えばさいたま市の場合は以下の条件を満たすことで最大500万円まで融資を受けることができます。

 

  1. 市内に1年以上居住している方(受託資金の申込者であっては、市内居住予定者を含む)
  2. 同一事業所に1年以上勤務している方
  3. 年齢満20歳以上、満65歳未満の方
  4. 前年度の市県民税及び固定資産税を完納している方
  5. 安定継続した年収(前年税込年収)が150万円以上の方

【引用】さいたま市

 

自治体融資はそれぞれの自治体によって金利が異なり、自治体によっては用意していない場合があるので、事前に確認しておくようにしましょう。

 

 

民間融資

「提携ローン」や「提携住宅ローン」と呼ばれることもある民間融資は、不動産会社やハウスメーカーが金融機関と提携して提供される住宅ローンのことです。

 

銀行や信用金庫、信用組合などが独自に行なっている住宅ローンもあるので、自分にあった住宅ローンを選ぶことができます。

 

近年ではネット銀行を中心に非常に低い金利の民間ローンが登場したことで、住宅ローンといえば民間融資で借りることが一般的になっています。

 

民間ローンの特徴は、

・変動金利型、固定期間選択型、全期間固定金利型などの様々な金利タイプから選べる

・信用保証会社の保証が必要

・団体信用生命保険への加入が必要

 

このようなポイントがありますが、融資を受ける銀行などによって条件が異なります。

 

 

人気の「フラット35」とは?種類は4種類

フラット35は、公的な住宅金融支援機構と民間金融機関が提携したもので、公的融資と民間融資の中間にあたる新しい住宅ローンの種類です。

 

もっと簡単にフラット35を説明すると、「国と銀行がコラボした住宅ローン」という認識で問題ありません。

 

フラット35では、申込者に融資を行うのは銀行ですが、銀行で発生した債権を住宅金融支援機構が買い取ることで、買い取った債券を信託などして運用します。

 

・最長35年間の固定金利

・借り入れ可能額は物件価格の90%まで(最大8,000万円)

・保証料無料

・繰上げ返済手数料無料

 

このような特徴があるフラット35には、全部で4つの種類があります。

 

 

フラット35S

耐震性や省エネルギー性に優れた住宅を取得する時に、フラット35の借入金利を一定期間引き下げる制度が「フラット35S」です。

 

・省エネルギー性に優れた住宅

・バリアフリー性に優れた住宅

・耐震性に優れた住宅

・耐久性・可変性に優れた住宅

 

この4つの条件を満たした住宅にフラット35Sは利用することができます。

 

 

フラット35子育て支援型・地域活性型

 

「フラット35子育て型」は、若年層の子育て世帯を対象に、住宅を取得する場合。

「フラット35地位域活性型」は、Uターン契機に住宅を取得する場合に対象となるフラット35の種類です。

 

年間0.25%の金利引き下げを5年間受けることができ、さらにフラット35Sと組み合わせることが可能。

 

利用するための条件が定められていますが、地方公共団体によって異なるので、詳しくは機構のホームページを確認しましょう。

 

 

フラット35リフォーム一体型

中古住宅の購入と同時にリフォームをする場合に対象となる「フラット35リフォーム一体型」は、これまでのフラット35の種類のように金利の引き下げはありません。

 

しかしフラット35子育て支援型やフラット35地域活性型と組み合わせて金利の引き下げが可能です。

 

 

ダブルフラット

「ダブルフラット」は、借り入れ期間の異なるフラット35を2つ組み合わせることを言います。

 

例えば、借り入れ期間15年以上20年以下のフラット20と、フラット35を組み合わせて、返済期間後期の毎月の住宅ローンの返済額を減らすことができます。

 

 

まとめ

住宅ローンには大きく分けて「公的融資」と「民間融資」の2種類があります。

 

公的・民間融資の中間に当たるのが「フラット35」です。

 

フラット35は35年間金利が変わらない長期固定金利が魅力の住宅ローンで、比較的審査が優しいところが人気です。

 

弊社ホームヒカリノアトリエでは、住宅ローンに関するご相談や資金計画のご相談から、事前審査までサポートさせていただいております。

 

「家づくりを始めたいけど、何から始めたらいいのかわからない」という方は、ぜひ一度弊社までご相談ください。

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