今後住宅ローン金利は上がる?2023年はどうなるの?

2023/05/26 ブログ
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アメリカでは急激なインフレによって、住宅ローン金利が一時7%を超えたと報道されたことで、「日本の住宅ローン金利は上がるの?」と不安を抱えている方が多いと思います。

 

先に結論を言うと、住宅ローン金利が上がる可能性は十分あります。

 

そのため、住宅ローン金利の相場を把握しておき、必要に応じて借り換えの行動を起こす必要が出てくるのですが、今後住宅ローン金利が上がるのかについて最新の情報をチェックする必要があります。

 

 

今回は2023年に住宅ローン金利は上がるの?今後の住宅ローンについて解説していきます。

 

 

知っておきたい住宅ローン金利の相場とメリット・デメリット

各住宅ローンの平均

※2022年12月時点

変動金利

固定金利

ネット銀行

0.438

1.650

※住宅支援機構提供のフラット35(借入期間21年以上35年以下)の場合

メガバンク

0.442

地方銀行

0.666

 

住宅ローンは長期間に渡って返済していくことになるので、数%金利が違うことで百万円単位で返済額が異なります。

 

そのため、住宅ローン金利について現時点での相場を理解して、今後住宅ローン金利が上がるのかを予測することが重要です。

 

住宅ローンには金利の変動に応じて返済額が変わる「変動金利」と、金利が固定される「固定金利」の2種類があります。

 

上記の表にあるように、変動金利と固定金利では金利が異なります。

 

 

メリット

デメリット

変動金利

固定金利より金利が安い

金利が下がれば返済も軽減する

金利が上がるリスクがある

固定金利

金利上昇リスクを避けることができる

返済計画を立てやすい

変動金利より金利が高い

金利が下がっても返済額が変わらない

 

変動金利と固定金利のメリット・デメリットは上記の表にある通りなので、多くの方が返済計画を立てやすく、金利上昇のリスクを避けることができる固定金利を選んでいると思います。

 

固定金利の場合、10年を満期とした将来の物価変動や金融政策の影響を考慮して金利が決まる「10年国債利回り」に連動するという特徴があります。

 

変動金利が「今」の状況を反映して金利が上がる一方で、固定金利は「将来」の予測によって金利が左右されるということを覚えておきましょう。

 

 

今後住宅ローン金利は上がるのか

長く住宅ローンは低金利と言われていますが、今後も住宅ローンの金利が低いとは断言できません。

 

特に新型コロナウイルスが経済に与えた影響が大きいので、インフレを抑制するために世界中で利上げが実施されています。

 

これまで日本では金融緩和を継続すると明言していましたが、2022年12月の日銀金融政策決定会合で、長期金利の変動許容幅が0.25%から0.5%に引き上げる、事実上の利上げが発表されました。

 

そのため、今後住宅ローン金利が上がる可能性が十分あります。

 

住宅ローン金利が上がるとすれば、固定金利のほうが先に上がることが予想されるので、より高い水準まで金利が上がる可能性があります。

 

目まぐるしく世界情勢や経済は変化しているので、住宅ローン金利がいつ、どのタイミングで上がるのかは断言できません。

 

だからこそ、最新の情報をチェックして、必要に応じて借り換えする必要が出てくることを覚えておきましょう。

 

 

まとめ

これから家を建てる方や、既に家を建てて住宅ローンを利用している方も、住宅ローン金利の上昇が気になっているかと思います。

 

目まぐるしく世界情勢や経済が変化しているので、最新の情報を確認しておき、必要に応じて早く借り換えができるように準備しておくことが大切です。